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渋柿 京都
渋柿 京都
やなぎ 句会 便り
キタムラ直さんへ戻れます。
やなぎ庵 句会 選者講師 晄子 先生
平成18年10月22日より入会
義仲忌や 粟津の松に 雨やどり 峰月
和葉 哲久 佳作 晄子 特選次点 3 票
義仲忌や 小さきあららぎ 古繕ひ 峰月
晄子 佳作 悦子 佳作 2 票
竹を伐る 里春浅き 遠こだま 峰月
晄子 佳作 雪華 佳作 和葉 特選 悦子 佳作 4 票
春泥や 補助輪外せし 兄進む 峰月
晄子 佳作 哲久 佳作 雪華 佳作 3 票
たまきはる ものの芽 風に触れ初める 峰月
八重 佳作 1 票
貝寄風や 渚の白帯 荒びたる 峰月
悦子 佳作 和葉 佳作 さとし 佳作
哲 佳作 雪華 佳作 5 票
2017.02.09 やなぎ庵 互選 晄子 選 出席 八名
寒紅を 押し当てし文 投函す 峰月
美恵子 特選 哲久 佳作 2 票
初鏡 去年の私を 先づ褒める 峰月
哲久 佳作 晄子 特選 ２ 票
寒紅や 自分偽る 恋をせり 峰月
雪華 佳作 悦子 佳作 2 票
元旦の 無垢なる朝日 無垢な空
和葉 佳作 １ 票
堅香子の 誇らぬさまの 盛りかな 峰月
和葉 佳作 聡 佳作 2 票
寒紅の 珈琲カップに ある誘ひ 峰月
美恵子 佳作 哲久 特選 2 票
蕗の薹 佳き陽集めし なぞえより 峰月
和葉 佳作 さとし 佳作 哲 佳作 晄子 佳作 ４ 票
2017.01.12 やなぎ庵 互選 晄子 選 出席
笹鳴きに 試歩の歩みを 急かさるる 峰月
八重 佳作 晄子 佳作 美恵子 佳作 哲 佳作 ４ 票
寺守女 絣作務衣に 紅葉掃く 峰月
八重 佳作 晄子 佳作 ２ 票
日に映ゆる 名残り紅葉や 金閣寺 峰月
八重 佳作 雪華 佳作 晄子 佳作 ３ 票
冬帝の 妻は一途な 雪女郎 峰月
美恵子 佳作 晄子 佳作 八重 選 佳作 ３ 票
冬帝の 吐息漉き込む 黒谷和紙 峰月
美恵子 佳作 晄子 佳作 八重 選 佳作
聡 佳作 哲久 佳作 ５ 票
笹子鳴く 嵯峨野の石の みな佛 峰月
悦子 佳作 さとし 佳作 哲 佳作 晄子 佳作 ４ 票
2016.11.28 やなぎ庵 互選 晄子 選 出席 金閣寺 吟行
鶴守の 手柄のやうに 鶴の数 峰月
佳作 哲 １ 票
身内の 漏れ防ぐべく 目貼りせり 峰月
晄子 佳作 1 票
紙漉きの 目貼りの 足らざりき 峰月
八重 悦子 佳作 2 票
威し銃 空の朗らな 谺かな 峰月
晄子 佳作 八重 選 佳作 2 票
山葵田を 安曇野時雨 走りけり 峰月
哲久 佳作 1 票
雁瘡の 肩に背腰に 届かぬ手 峰月
悦子 さとし 佳作 哲 準特 晄子 特選 ４ 票
2016.11.10 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 出席
大根蒔く 風ある時は 低く蒔く 峰月
晄子 佳作 1 票
十三夜 影の追ひ来る 石塀小路 峰月
雪華 晄子 佳作 2 票
稲雀 うねりとなりて 空に爆ず 峰月
雪華 八重 晄子 佳作 3 票
稲雀 風のかたちの 輪中村 峰月
哲 佳作 １ 票
紅の碑へ 吉田山 木の実踏む 峰月
哲 美恵子 佳作 2 票
千枚田なりの 小勢や 稲雀 峰月
さとし 哲 美恵子 佳作 3 票
翁の墓 柞木の実の 打ちにけり 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
2016.10.13 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 出席
夏野かな 夜は星野と なるべけり 峰月
清水 八重 選 佳作 牧村 美恵子 選 佳作
道祖神 しるべとなりぬ 夏野かな 峰月
三澤 和葉 選 佳作 清水 八重 選 佳作
鳥の来て ひかり溢せし 梅雨手水 峰月
下尾 悦子 選 佳作
梅霖や 比叡愛宕の 高からず 峰月
晄子 選 佳作 下尾 悦子 選 佳作
清水 八重 選 佳作 牧村 美恵子 選 佳作
籐寝椅子 椰子を影絵に 南十字星 峰月
三澤 和葉 選 特選
籐椅子に 猫の丸まり 譲らざる 峰月
下尾 悦子 選 佳作 三澤 和葉 選 佳作
2016.07.07 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席
杉の秀や 青水無月の 女人高野 峰月
天谷 雪華 選 佳作
短夜や 出窓に躾 取る仕事 峰月
大槻 哲 選 佳作
観音の 指登り詰め 天道虫 峰月
晄子 選 佳作 下尾 悦子 選 佳作
大槻 哲 選 佳作 牧村 美恵子 選 佳作
水無月の ひかる早瀬や 投網打ち 峰月
晄子 選 佳作 戸田 聡 選 佳作
清水 八重 選 佳作 牧村 美恵子 選 佳作
吾子の願 七夕高きに 結ひ直す 峰月
下尾 悦子 選 佳作 清水 八重 選 佳作
2016.07.07 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席
団栗を 地に放つごと 園児どち 峰月
大槻 哲 選 佳作
酔芙蓉 曲がらば妻の 待つ灯かな 峰月
大槻 哲 選 佳作
捲くし上げ 足湯の宿や 酔芙蓉 峰月
牧村 恵美子 選 佳作
鈴の音で 分かる遠さや 秋遍路 峰月
清水 八重 選 佳作 牧村 恵美子 選 佳作
流木の 半ばを砂に 初嵐 峰月
清水 八重 選 佳作
2016.06.14 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席
肩書の 無き身を置けり 籐寝椅子 峰月
美恵子 聡 佳作 哲久 特選 3 票
鳥の来て ひかり溢せし 梅雨手水 峰月
悦子 佳作 1 票
籐椅子に 猫の丸まり 譲らざる 峰月
晄子 和葉 悦子 佳作 3 票
梅霖や 比叡愛宕の 高からず 峰月
八重 悦子 美恵 晄子 佳作 4 票
夏野かな 夜は星野と なるべかり 峰月
八重 美恵子 選 佳作 2 票
道祖神 しるべとなりぬ 夏野かな 峰月
和葉 八重 佳作 2 票
籐寝椅子 椰子を影絵に 南十字星 峰月
和葉 特選 1 票
2016.06.14 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席
戒壇の 深闇抜けて 養花天 峰月
晄子 佳作 哲久 佳作 2 票
あたたかや 乗換駅に 聞く訛 峰月
恵美子 晄子 佳作 2 票
沈丁の月 ゆるやかな 夜風かな 峰月
恵美子 悦子 晄子 佳作 3 票
沈丁の雨 滴らす 匂ひかな 峰月
哲 悦子 美恵 晄子 佳作 4 票
風紋の 常に新たや 花曇 峰月
哲 美恵子 晄子 選 佳作 3 票
神在す 三輪山祈ぐや 養花天 峰月
悦子 八重 晄子 佳作 3 票
花曇 弥勒の指の 影淡き 峰月
和葉 悦子 哲 八重 晄子 佳作 5 票
2016.04.14 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 出席
紙雛の 見えるところに 子の遺影 峰月
さとし 晄子 和葉 佳作 3 票
病鶴に 声を落として 鶴帰る 峰月
晄子 佳作 和葉 佳作 2 票
プリズムの 中に咲かせる 桃の花 峰月
晄子 佳作 1 票
押入れの なかひとしほの 余寒かな 峰月
悦子 美恵 和葉 選 佳作 3 票
引鶴を 鶴守黙し 見送れり 峰月
さとし 雪華 哲 悦子 晄子 選 佳作 5 票
鶴引きて 出水は農の 起承かな 峰月
和葉 悦子 哲 美恵 八重 さとし 佳作 6 票
2016.03.10 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席投句
あたたかし 双子に二連 乳母車 峰月
晄子 和葉 佳作 2 票
盃に 泳ぐ白魚 膳に載る 峰月
和葉 佳作 1 票
魁の 菜花の萌黄 芥子和へ 峰月
晄子 佳作 1 票
幻に 江戸佃島 白魚漁 峰月
美恵 和葉 選 佳作 2 票
白魚網 朝月ひとつ 掬へざる 峰月
哲 悦子 晄子 選 佳作 3 票
落日の 残雪染めぬ 千枚田 峰月
美恵 雪華 さとし 佳作 3 票
姨捨の 田毎に残る 雪の形 峰月
さとし 美恵 哲 晄子 佳作 4 票
2016.02.16 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選 欠席投句
塗り椀に 毬麩ころころ 小正月 峰月
哲 佳作 1 票
悴める 手に受く箒の 温みかな 峰月
哲 佳作 1 票
悴める 小さき手大き手に 包む 峰月
晄子 佳作 1 票
斯く大き 藤原京祉に 時雨虹 峰月
和葉 哲 選 佳作 2 票
初句会 舞妓芸妓の 交りたる 峰月
晄子 選 佳作 1 票
鳥集ふ 寒林武蔵野 名残りかな 峰月
さとし 悦子 佳作 2 票
悴みて 錠剤一つ 抓まめざる 峰月
美恵 哲 晄子 佳作 3 票
2016.01.14 やなぎ庵 投句 互選 晄子 選
埋もれ火や 指折りてある 黙の恋 峰月
佳作 2 票
アルバムに 埋もれ火ありて 逢はずゐる 峰月
佳作 1 票
冬の海 おけさ流せし 連絡船 峰月
佳作 1 票
埋もれ火を掻く朝 膝の痛きこと 峰月
佳作 1 票
根深汁 温め直しぬ 妻の留守 峰月
佳作 3 票
妣逝きて 冬幾度や みやす針 峰月
佳作 2 票
舟屋見て 伊根の鴎と 風遊び 峰月
佳作 2 票
2015.12.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
一茶忌や 雀は枝を 段伝ひ 峰月
哲 佳作 1 票
外灯の 点滅に浮く 花八手 峰月
晄子 佳作 1 票
花八手 映す手水の 水鏡 峰月
さとし 晄子 選 佳作 2 票
花八手 余白残さぬ 寄席の文字 峰月
さとし 晄子 選 佳作 2 票
貸家札 軒に揺るるや 花八手 峰月
哲 佳作 晄子 特選 2 票
朝市や 干物売る婆 炭火抱く 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
2015.11.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
捨てられぬ 焦げ癖の鍋 子芋煮る 峰月
哲 晄子 佳作 ２ 票
新松子 千手観音の 手に一つ 峰月
晄子 佳作 和葉 佳作 2 票
千枚田 段の秩序に 落し水 峰月
和葉 哲 佳作 2 票
足跡を 消しぬ風紋 秋の声 峰月
さとし 美恵子 和葉 晄子 選 佳作 4 票
背番号 無き子の走る 新松子 峰月
和葉 佳作 哲 佳作 晄子 特選 3 票
野良猫を 捨てし記憶や 秋の声 峰月
晄子 特選 1 票
新松子 六角堂に京の臍 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
2015.10.15 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
白壁の 屋敷住まひや 穴惑ひ 峰月
哲 八重 美恵 晄子 佳作 4 票
衣被 大病自慢の 始まりぬ 峰月
和葉 佳作 1 票
待ち寄りに 藻塩振りたる 衣被 峰月
悦子 哲 佳作 2 票
里山も 古墳のひとつ 穴惑ひ 峰月
和葉 晄子 選 佳作 ２ 票
訛りまた 国の手形や 衣被 峰月
和葉 特選 雪華 晄子 佳作 特選 3 票
秋霖や 地に這ふ列の 居間に這ふ 峰月
雪華 佳作 1 票
間引き菜の 命のはての 酢味噌和へ 峰月
哲 佳作 1 票
2015.09.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
一葉落つ 身を解きゆく 風のあり 峰月
悦子 美恵子 哲 和葉 雪華 佳作 5 票
打ち止めの それ花火やれ 大花火 峰月
悦子 佳作 1 票
桐一葉 落つるや揺るがぬ 祠の火 峰月
悦子 雪華 美恵子 八重 晄子 特選 5 票
水笛の てき屋にサクラ 頼まるる 峰月
美恵子 佳作 1 票
大花火 果て妣の空 考の空 峰月
晄子 和葉 哲 佳作 3 票
2015.08.06 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
上布着て 風纏たる 男ぶり 峰月
哲 八重 和葉 晄子 佳作 4 票
流木の 竜骨めくや 夏の月 峰月
和葉 特選 1 票
飽くまでも 蒼き空なり 夏の月 峰月
晄子 佳作 1 票
鵜篝の 燠の崩るる 流れかな 峰月
聰 特選 八重 特選 和葉 晄子 雪華 美恵子 哲
佳作 特選 7 票
瀬音敷き 緑滴る 南禅寺 峰月
聰 晄子 和葉 哲 佳作 4 票
梅雨空の 降るか降らぬか 守り傘 峰月
晄子 佳作 1 票
2015.07.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
草笛や 風の撫でゆく 草千里 峰月
美恵子 和葉 晄子 佳作 3 票
黒南風や 流人の墓は 海を向く 峰月
晄子 聰 雪華 佳作 3 票
黒南風の 岬の草木 束ね吹く 峰月
聰 晄子 佳作 2 票
掌より掌へ 渡す蛍火 妻のかほ 峰月
美恵子 八重 和葉 晄子 哲 佳作 5 票
黒南風や 灯台やおら 昼灯す 峰月
晄子 和葉 哲 佳作 3 票
あぢさゐの 白の矜持は 母のもの 峰月
哲 雪華 佳作 2 票
2015.06.11 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
若楓 手折り備前の 皿の端 峰月
和葉 晄子 八重 聰 雪華 佳作 5 票
夏座敷 槍の由来を 聞かさるる 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
業平忌 恋三猿に 秘匿する 峰月
評 良い句です。最初から特選に決めていました。浮名を流す業平が道ならぬ
恋を 見ざる 言わざる 聞かざるの三猿をもって秘密に隠しておきましょう。
恋を 見ざる 言わざる 聞かざるの三猿をもって秘密に隠しておきましょう。
晄子 超特選 雪華 哲 佳作 4 票
若楓 日を透く杜は 万華鏡 峰月
和葉 美恵子 八重 佳作 3 票
2015.05.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
畑芥 焼べしこまごま 忘れ霜 峰月
美恵子 聰 哲 晄子 佳作 4 票
懺悔する 事の多さや 桜東風 峰月
晄子 聰 雪華 佳作 3 票
農日誌 田打ち桜と 記されし 峰月
聰 哲 晄子 佳作 3 票
供ふほど 呑まざりし考 春彼岸 峰月
聰 雪華 晄子 哲 佳作 4 票
渡し場の 括りし舟に 別れ霜 峰月
和葉 美恵子 哲 佳作 3 票
しづしづと ものの近づく 根開きかな 峰月
美恵子 佳作 1 票
2015.04.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
春めくや 魚の有無見て 橋わたる 峰月
悦子 佳作 1 票
揚雲雀 野の草となり 寝転びて 峰月
雪華 佳作 1 票
浜近く つかみ量りに 白子売り 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
老人の こは貝寄風と 呟けり 峰月
悦子 和葉 晄子 哲 佳作 4 票
雲雀野や 大きくうねる 筑後川 峰月
哲 佳作 1 票
貝寄風に 乗りて俯瞰の 九十九里 峰月
美恵子 佳作 1 票
2015.03.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
立春や 日脚を計る 鯨尺 峰月
哲 悦子 晄子 佳作 3 票
風尖る 空の遠さや クロッカス 峰月
雪華 八重 哲 晄子 佳作 4 票
立春の 指出すパレット 唐棣色 峰月
はねづいろ
雪華 佳作 1 票
尾道は 猫多き町 あたたかし 峰月
晄子 佳作 1 票
恙なく 足の爪切る 春日向 峰月
美恵子 特選 八重 哲 佳作 3 票
春浅き 伊根の舟屋や 火の恋し 峰月
さとし 美恵子 雪華 哲 佳作 4 票
立春や 口添えて切る 躾け糸 峰月
美恵子 佳作 八重 特選 2 票
2015.02.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
玻璃越しの 光静かや 福寿草 峰月
雪華 哲 和葉 晄子 佳作 4 票
福寿草 咲きて畳に 影育つ 峰月
哲 晄子 佳作 2 票
旋風の 孫子去にけり 松過ぎて 峰月
美恵子 雪華 晄子 佳作 3 票
松過ぎの 一つ家にゐて ひとりづつ 峰月
雪華 哲 和葉 悦子 佳作 美恵子 特選 5 票
2015.01.08 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
湖北より 八十浦かけて 時雨けり 峰月
美恵子 悦子 晄子 佳作 3 票
宇治十帖 時雨そめけり 橋たもと 峰月
聰 和葉 雪華 佳作 3 票
湯冷めするここち 鏡の中にゐて 峰月
美恵子 悦子 佳作 哲 特選 3 票
千円の 新札集む 十二月 峰月
聰 晄子 佳作 2 票
メモ紙を 持ちて出掛ける 十二月 峰月
美恵子 聰 佳作 2 票
散り紅葉 尼僧修行と のたまえり 峰月
晄子 佳作 1 票
追伸の 長々となり 湯冷めかな 峰月
美恵子 悦子 晄子 佳作 3 票
2014.12.11 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
時雨るるや 巌の名所 越の国 峰月
雪華 佳作 1 票
小夜時雨 大路横切る 墨衣 峰月
恵美子 哲 雪華 佳作 八重 特選 ４ 票
時雨鷺 立たせて疾し 黒部川 峰月
八重 晄子 佳作 2 票
遠くまで 晴れてお伊勢へ 神渡し 峰月
恵美子 和葉 雪華 佳作 3 票
金砂子 降らせ落葉松 落葉かな 峰月
和葉 八重 佳作 2 票
各停の 比叡愛宕と 神渡し 峰月
晄子 佳作 1 票
2014.11.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
露草や 古繕ひの 野の仏 峰月
哲 和葉 佳作 2 票
妻留守の 一人の夕餉 零余子飯 峰月
むかごめし
晄子 聰 八重 佳作 至春 特選 ４ 票
秋風や 遠心力に 烏賊を干す 峰月
哲 和葉 佳作 2 票
大原や 女院なごりの 律の風 峰月
和葉 雪華 佳作 2 票
色鳥や 手鏡ほどの 水溜り 峰月
哲 晄子 特選
和葉 悦子 八重 美恵 佳作 6 票
色鳥や 指さす処に 枝残す 峰月
聰 準特選 1 票
さびしらに 瓢湖ありけり 秋の風 峰月
雪華 八重 聰 晄子 佳作 4 票
2014.10.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
吾亦紅 山の友ゐて 甲斐親し 峰月
聰 悦子 哲 至春 和葉 雪華 晄子 佳作 ７ 票
照る坊主 軒に濡るるや 雨の月 峰月
聰 哲 至春 八重 佳作 ４ 票
八千代座の 奈落にひとつ 秋ともし 峰月
悦子 哲 雪華 八重 和葉 晄子 佳作 6 票
白桃に 仏性ありぬ 観世音 峰月
和葉 晄子 佳作 2 票
夜の底 歩きて帰る 雨月かな 峰月
美恵 特選
雪華 和葉 哲 悦子 八重 晄子 佳作 ７ 票
月の雨 淡海さざなみ 尽くる無し 峰月
八重 佳作 1 票
秋灯や 鉄瓶滾る 深き夜 峰月
雪華 特選
哲 悦子 八重 聰 晄子 佳作 6 票
2014.09.11 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
少年の 顔して西瓜の 種とばす 峰月
哲 至春 和葉 雪華 晄子 佳作 5 票
立秋や 黄身二つある 目玉焼き 峰月
和葉 美恵 佳作 2 票
幾たびも 叩かれ西瓜 売れ残る 峰月
八重 和葉 晄子 佳作 3 票
篁の 立秋の風 渡りけり 峰月
晄子 佳作 1 票
ケーブルカー 昇れば夕焼け 真っ只中 峰月
晄子 佳作 1 票
立秋や 柱時計の 多く打つ 峰月
美恵 佳作 1 票
甚平着て 風の気儘を 楽しめり 峰月
逸子 雪華 哲 晄子 佳作 4 票
2014.08.07 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
湯上りに 見上ぐる軒端 釣忍 峰月
美恵 佳作 和葉 特選 2 票
虹立つや 未だ嫁がぬ 吾子のゐて 峰月
さとし 佳作 悦子 佳作 至春 佳作
晄子 佳作 ４票
神妙に 頭を垂れし 茅の輪かな 峰月
しんめう こうべ
晄子 佳作 1 票
サーカスの 去りし余光や 月見草 峰月
晄子 特選 八重 佳作 和葉 佳作 雪華 佳作
4 票
虹の橋 ドロップ罐の 軽き音 峰月
哲 佳作 晄子 佳作 2 票
駄菓子屋の 葦簀の奥は 昭和なる 峰月
雪華 佳作 悦子 佳作 さとし 佳作 哲 佳作
八重 佳作 晄子 特選 和葉 佳作 7 票
2014.07.13 やなぎ庵 出席投句 互選 晄子
翠巒の 猪苗代湖に 傾れけり 峰月
晄子 佳作 5 票
磨崖仏 見上げ正座の 雨蛙 峰月
晄子 佳作 4 票
嵯峨野路の 石みな仏 青嵐 峰月
晄子 佳作 5 票
徒歩女御の 裾の乱れや 青嵐 峰月
晄子 佳作 5 票
端座して 一日雨乞ひ 雨蛙 峰月
佳作 4 票
明易や 隣家の早き 濯ぎ音 峰月
晄子 佳作 1 票
2014.06.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
母の日や 妣の背筋の 真直ぐなる 峰月
八重 佳作 雪華 佳作 2 票
大原女の 単衣絣に 仏花販ぐ 峰月
はな ひさ
さとし 佳作 雪華 佳作 哲 佳作 晄子 佳作
４票
４票
防人の 守りし筑紫や 鉄線花 峰月
至春 佳作 哲 佳作 2 票
蹲り 青葉に染まる 水掬ふ 峰月
うづくま
悦子 佳作 和葉 佳作 哲 佳作 雪華 佳作
4 票
4 票
心悲し 散り初めたる 鉄線花 峰月
うらがな
晄子 佳作 1 票
下駄の音 止まりし処 鉄線花 峰月
八重 佳作 晄子 特選 和葉 佳作 ３ 票
2014.05.08 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
路面電車 吊り革揃ひて 長閑なる 峰月
八重 佳作 1 票
干潮の 余白ををみな 海苔を掻く 峰月
八重 特選 1 票
長閑さや 羅漢寝そべる 竹の中 峰月
さとし 佳作 雪華 佳作 八重 佳作 ３票
風船を 逃がして妣へ 贈り物 峰月
晄子 佳作 和葉 特選 哲 佳作 3 票
張りぼての 象の目やさし 花祭 峰月
さとし 佳作 和葉 佳作 哲 佳作 八重 佳作
4 票
4 票
息足して 子に打ち返す 紙風船 峰月
和葉 佳作 さとし 佳作 晄子 佳作 哲 佳作 八重 佳
作 5 票
作 5 票
赤ん坊の 手足喜ぶ 花吹雪 峰月
晄子 特選 和葉 佳作 2 票
2014.04.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
若冲の 羅漢の笑みの あたたかし 峰月
雪華 佳作 1 票
育むと 言ふ降り方の 春の雨 峰月
晄子 選 1 票
早春の 木洩れ日を着る 羅漢どち 峰月
八重 佳作 雪華 佳作 哲 佳作
3 票
3 票
春の日に 日時計となる うだつかな 峰月
雪華 佳作 哲 佳作 八重 佳作
3 票
3 票
助六の 白酒売りや をとこだて 峰月
晄子 佳作 哲 佳作 八重 佳作
3 票
あたたかや うからやからの 嫁自慢 峰月
晄子 特選 さとし 佳作 2 票
2014.03.13 やなぎ庵 出席投句 互選 晄子 選
春寒し 灯りを寄せて 夜爪切る 峰月
哲 佳作 晄子 佳作
凭れゐる 羅漢に直の 冬の雨 峰月
八重 佳作 哲 佳作
幸せと 問へばさうかも 石蕗の花 峰月
聰 佳作 悦子 佳作 和葉 佳作 晄子 選
凍鶴や 妻は沈黙 演じ切る 峰月
悦子 佳作 和葉 佳作 晄子 選
公魚は 余呉の天女の 授けもの 峰月
晄子 選
2014.02.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
冬の雨 外燈少なき 余呉湖畔 峰月
至春 佳作 晄子 選 2 票
若水を 源流にして 大河なる 峰月
晄子 佳作 雪華 佳作 俊克 佳作 哲 佳作
4 票
4 票
角巻や 能登朝市の 風尖る 峰月
雪華 佳作 和葉 佳作 哲 佳作 晄子 佳作
4 票
4 票
風邪の児に トローチの穴 笛となる 峰月
悦子 佳作 和葉 佳作 晄子 佳作 俊克 特選
4 票
兵火なる 寺の礎石や 若菜摘む 峰月
至春 特選 晄子 佳作 八重 佳作 ３票
2014.01.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
瑪瑙浜 石塊隠す 波の花 峰月
聰 佳作 哲 特選 ２票
朝市の 嫗の訛り 息白し 峰月
哲 佳作 聰 佳作 至春 佳作 和葉 佳作
４票
息白く 挽曳競馬 坂越ゆる 峰月
晄子 佳作 哲 佳作 和葉 佳作 聰 佳作 4 票
白息の 輪の中魚の 糶られけり 峰月
晄子 佳作 雪華 佳作 俊克 佳作 哲 佳作 和葉 佳作
聰 佳作 6 票 最高点
聰 佳作 6 票 最高点
挨拶す 稽古着の子の 息白し 峰月
雪華 佳作 和葉 佳作 聰 佳作 3 票
亡き人の 故郷越前 波の花 峰月
雪華 佳作 和葉 佳作 哲 佳作 3 票
潮仏 脚元白し 波の花 峰月
聰 佳作 １票
2013.12.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
綿虫の 木洩れ日を縫ひ 失せ現れり 峰月
八重 特選 2 票
魂を 綿虫軽々 運びけり 峰月
1 票
綿虫の 恭仁京の碑に 消えにけり 峰月
晄子 特選 2 票
立冬や 剃刀白き 光持ち 峰月
晄子 選 4 票
立冬の 空に閉鎖の 観覧車 峰月
晄子 選 2 票
崩落に 片側通行 冬に入る 峰月
１票
2013.11.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
去来忌や 軒端に風の つのりきて 峰月
晄子 選 ３票
露寒や 迷ひの窓の 源光庵 峰月
晄子 選 5票
露寒や 嵯峨は愛宕の 裾灯す 峰月
晄子 選 ３票
露寒や 一煮立ちさせ 火を止むる 峰月
１票
去来忌や しぐれぐせある 竹の嵯峨 峰月
晄子 選 5票
去来忌や 寡黙な影を 連れ歩き 峰月
悦子 特選 晄子 選 5票
2013.10.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
十六夜や 沖ノ島まで 月の道 峰月 ６票
十六夜の 商旅の空に 澄めるかな 峰月
悦子 佳作 俊克 佳作 哲 佳作 晄子 特選 4票
十六夜の 月従順に 帰路の友 峰月 １票
悦子 佳作
鬼灯を 揉みゐて子の 十三回忌 峰月 ２票
和葉 佳作 悦子 佳作
十六夜の 嵯峨の山の端 辿りけり 峰月 １票
和葉 佳作
鬼灯の 鉢に売られし 灯すまま 峰月 １票
十六夜や 久に爪弾く 妻の琴 峰月 ２票
2013.09.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
禰宜祓ふ 幣の白さも 初秋かな 峰月
晄子 選 準特選 ３票
初秋や 沖の白石 竹生島 峰月
晄子 選 ２票
初秋や 朝市すでに 賑はひて 峰月
晄子 選 ３票
白粉の 真黒き種より 真白生れ 峰月 １票
秋されの 木曽路にお焼 匂ひけり 峰月
晄子 選 ３票
初秋や 朝の卵に 黄身二つ 峰月
晄子 選 ２票
2013.08.08 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
斑猫や 札所の道は 川に沿ひ 峰月 ２票
六道の 辻に吾れ待つ 道をしえ 峰月 ４票
斑猫に 吾が来し道を 問ひにけり 峰月 １票
妻の留守 一筆箋に 青林檎 峰月 ２票
木曾谷の 広ごる所 青林檎 峰月 ２票
青林檎 置きて恋文 鎮めけり 峰月
５票 八重 特選
2013.07.11 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
母許りや 十薬乾ぶ 軒の下 峰月
３票 晄子 選
かくれんぼ 蜘蛛の囲に声 挙がりけり 峰月
和 特選 3 票 晄子 選
妻の留守 蠅虎は 打たずをく 峰月
晄子 選
星一つ 蜘蛛の囲通り過ぎにけり 峰月 ４票
十薬の 日陰に採りて 日陰干し 峰月 ２票
蜘蛛の囲に 月の掛りて 動かざる 峰月
俊克 特選 6 票 晄子 選
十薬の花 暮れ残る 狭庭かな 峰月
3 票 晄子 選
2013.06.06 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
木曽滾る 寝覚ノ床に 余花降りぬ 峰月
３票 晄子 選
中腹に 水子地蔵や 余花の山 峰月
３票 晄子 選
余花落花 吉野の奥を 極めけり 峰月 ３票
松蝉や 遠流の島の 能舞台 峰月 ４票
余花明り 揺れ癖強き 伯備線 峰月 ２票
天領の 飛騨高山の 余花に佇つ 峰月
３票 晄子 選
2013.05.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
初花や 叩きて締める 男帯 峰月
３票 晄子 選
３票 晄子 選
智恵貰ひ 渡るに長き 渡月橋 峰月
６票 晄子 選 至春 特選
６票 晄子 選 至春 特選
初花や 長き看取りの 車椅子 峰月
３票 晄子 選
３票 晄子 選
記念樹の 背丈そのまま 初桜 峰月
２票 晄子 選
２票 晄子 選
初花や 記念樹背丈 そのままに 晄子 添削 どちらがいいですか。
初花や 加茂の川風 まだ荒く 峰月
５票 晄子 選
５票 晄子 選
加茂川の 風まだ荒し 初桜 晄子 添削 どちらがいいですか。
初桜 柾目正しき 吉野箸 峰月
４票 晄子 選
４票 晄子 選
2013.04.11 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
大試験と 時を同じく 百度踏む 峰月
１票 晄子 選
１票 晄子 選
ことごとく 願ひぶつかる 受験絵馬 峰月 ２票
鴨引きて からっぽの沼 凪ぎにけり 峰月
１票 晄子 選
１票 晄子 選
鴨引くや 取り残されし 浮御堂 峰月
６票 最高点 晄子 選
６票 最高点 晄子 選
紙めくる 音の尖りて 大試験 峰月
６票 最高点 晄子 選
６票 最高点 晄子 選
2013.03.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
堅香子の 散れば風哭く 雑木山 峰月
４票 晄子 選
４票 晄子 選
枝の影 置ける床几に 梅見かな 峰月
２票 晄子 選
撫で牛の 梅見日和を 背に乗する 峰月 ２票
堅香子に 日の翳りまた 日当りぬ 峰月 ２票
堅香子の 小首傾げて 思案せり 峰月 ２票
梅香の よく売れている 梅見茶屋 峰月 １票
2013.02.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
寒の水 常用薬を 呑みくだす 峰月 ２票
寒の水 吐く竜の髭 白く垂れ 峰月 ２票
お大師の 掘りたる井なり 寒の水 峰月
４票 晄子 選
初稽古 礼深々と 始まれり 峰月
３票 晄子 特選
落ち切りて 柔らかくなる 寒の水 峰月
３票 晄子 選
寒の水掛け お不動を 活かしけり 峰月 ２票
汲み貰ふ 寒九なりけり 宮の水 峰月 ２票
2013.01.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
2012.12.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
小春日の 風のふところ 考のゐて 峰月 ３票
太閤の 宮に挙式や 小六月 峰月
１票 晄子 選
小春日や 藍屋の甕の 呟けり 峰月 ４票
阿保ほどに 大根を卸し 疎まれり 峰月
２票 晄子 選
大根焚 梵字煮崩れ易きかな 峰月
３票 晄子 選
大根の 輪切りの逃ぐる 流しかな 峰月
４票 晄子 選
2012.11.08 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
吾亦紅 添へて返しぬ 女傘 峰月
２票 晄子 選
草陰に 露を置きたる 忘れ鎌 峰月
４票 晄子 選
野々宮の 黒木鳥居の 露けしや 峰月
２票 晄子 選
動かざる 野仏に挿す 吾亦紅 峰月 ２票
露の浜 貝濡れ色に 拾はるる 峰月
１票 晄子 選
尼寺の 露の竹径 直指庵 峰月 １票
2012.09.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
何の葉に よそひし君や 赤のまま 峰月 １票
かなかなと 子の墓にゆく 日暮かな 峰月
６票 至春 特選 晄子 選
かなかなや 躓き易き 城下町 峰月 １票
縄電車 赤のまんまは 通過駅 峰月
６票 晄子 選
回覧板 届けて客に 赤のまま 峰月
３票 晄子 特選
2012.08.02 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
三輪山の 後ろ楯なる 雲の峰 峰月 ４票
国境の 山を跨ぎて 雲の峰 峰月
３票 晄子 選
百名山 次に控へて 雲の峰 峰月 １票
心太 色たとふれば 繭ごもる 峰月 １票
心太 煙に巻きたる 虚言癖 峰月
３票 晄子 選
心太 おのれの色を 使い切る 峰月 １票
2012.07.12 やなぎ庵 欠席(ハワイ旅行中) 晄子 選
昼顔や 浜に異国の 漂流瓶 峰月
３票 晄子 選
昼顔の はかなき色に 吹かれけり 峰月
２票 晄子 選
日の匂ひ 鍔一杯に 夏帽子 峰月
６票 晄子 選 悦子 特選
白き服 白き夏帽 海青し 峰月 ２票
飛ばされて 潮風となる 夏帽子 峰月 ４票
2012.06.14 やなぎ庵 出席 互選 晄子 選
麦笛を 吹けばどこかで 麦笛が 峰月 ２票
麦笛や 釣竿掲げ 凱旋す 峰月
４票 晄子準特
初夏や 脂肪を量る 体重計 峰月 １票
初夏の 雑魚飼ふ鉢を 洗ひけり 峰月
２票 晄子 選
初夏の猫 毛繕ひして 過去の恋 峰月 １票
初夏や 前髪少し 切り揃へ 峰月 ２票
初夏や 藍師は爪を 藍に染め 峰月
４票 晄子 選
2012.05.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
春宵や 手相見浮かぶ 仄あかり 峰月
４票 晄子 選
春の宵 四条河原の 漫ろなる 峰月
２票 晄子 選
激湍を 山吹雪崩の 隠しけり 峰月
２票 聰 特選
小流れに 光零して 濃山吹 峰月
４票 晄子 特選 哲 特選
行き交ひの 辰巳稲荷や 春の宵 峰月
２票 晄子 選
妻酔ひて 爪弾く琴や 春の宵 峰月
４票 至春 特選 晄子 選
2012.04.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
野遊びの 丘に教会 懺悔せり 峰月 １票
野遊びや 靴下を脱ぐ 草の色 峰月
２票 和葉特選
朝倉氏の 栄枯の跡や 初燕 峰月
２票 晄子選
軒低く 並ぶ宿場や 燕来る 峰月
６票 晄子選
貼紙に 見上げればある 燕の巣 峰月
２票 晄子選
野遊びや 京に七野と 云ふありて 峰月
５票 晄子 特選
2012.03.08 やなぎ庵 出席 互選 晄子選
愛宕嶺に 二つこぶある 余寒かな 峰月 ２票
濡れ岩の 荒磯に拾ふ 若布かな 峰月
２票 晄子選
加茂川の 岸に残れる 寒さかな 峰月
３票 晄子選
風吹けば 風にひらめく 干し若布 峰月
３票 晄子選
余寒なほ 体重計の 高止まり 峰月 ２票
錠剤の 抓めぬ指の 余寒かな 峰月
２票 晄子選
余寒なほ さほど進まぬ 歩数計 峰月
４票 晄子選
2012.02.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子選
寒月光 鴨居に並ぶ 遺影かな 峰月
４票 晄子 選
書初や 我流貫く 六十路来て 峰月
１票 晄子 選
寒月や 寄席跳ね寄れる 屋台蕎麦 峰月
５票 満票 晄子選
寒月光 疎林隈なく 突き刺せり 峰月
２票 晄子選
寒月の 宿場の屋並 猫の影 峰月 １票
2012.01.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
大枯野 忘れられたる 棺かな 峰月 １票
大枯野 夕陽火元に 燃え立てり 峰月 ４票
いくたびも 同じ地蔵に あふ枯野 峰月
３票 晄子選
口窄む かたちに冷ます 蟹雑炊 峰月 ２票
大枯野 淋しき夕日 棲むところ 峰月
４票 晄子選
雑炊の 熱さに遅れ 旨さ過ぐ 峰月 ２票
2011.12.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子選
芦の花 かはたれ刻を 遅くせり 峰月
２票 晄子 選
一色で 無き一刷毛の 葦の花 峰月 １票
葦の穂の 染まり易かり 陽の色に 峰月 １票
釣りの座へ 人を隠して 葦の径 峰月
４票 晄子 選 聰 特選
背伸びして 見る近江野の 豊の秋 峰月
２票 晄子 選
黄金波 江州隈なく 豊の秋 峰月 ３票
2011.10.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
真打の 話佳境に 秋扇 峰月 ３票
句座果てて 机の下の 秋扇 峰月
２票 準特選
夕雁の 遠音琵琶湖を 寂びしゅうす 峰月
３票 晄子 選
夕雁や いま暮れ残る 浮御堂 峰月
５票 晄子 選
講談師 やたら机を 秋扇 峰月 ２ 票
雁棹に しるべありけり 竹生島 峰月
６票 最高点
畳たる 憂ひありけり 秋扇 峰月
５票 晄子 選
2011.09.08 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
底紅や ちりめん小物の 小商ひ 峰月
３票 晄子 選
木槿垣 嵯峨に豆腐を 商へり 峰月
２票 晄子 選
嵯峨野路に 豆腐販ぐや 木槿垣 峰月 添削句
嫁取りの 話小声や 星流る 峰月
５票 最高点 晄子 選
「さよなら」と つぶやひてみる 夕木槿 峰月
２票 晄子 選
星飛んで 漁火となる 日本海 峰月 ２票
一日十句 一日百花 花木槿 峰月 １票
愛宕嶺の 灯りに星の 流れけり 峰月
３票 晄子 選
2011.08.11 やなぎ庵 休暇出席 互選 晄子 選
琵琶湖渡る 夕立に消ゆる 竹生島 峰月
６票 最高点 晄子 選
６票 最高点 晄子 選
奥嵯峨の 竹の戦ぎや 大夕立 峰月
４票 哲 特選 晄子 選
香水や 一滴づつに 軽き嘘 峰月 ２票
夕立果て 猫の飲みゐる にはたづみ 峰月 ３票
夕立や 鬼の隠れし かくれんぼ 峰月
３票 晄子 選
2011.07.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
短夜や 渚の波は 既に起き 峰月 １票
短夜や 常を奪はれ 地震の村 峰月
４票 晄子 選
水馬 すいすいと水 均しけり 峰月
晄子 特選
2011.06.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
朴の花 影零しつつ 散りにけり 峰月
２票 晄子 選
朴の花 しるべに曲る 修道尼 峰月
１票 晄子 選
宇治十帖 所縁を訪ひて 新茶かな 峰月
４票 晄子 選
無住寺の 風に迷ひや 朴散華 峰月
３票 晄子 選
朴の花 白錆び易き 時忘ず 峰月 １ 票
晩歳や 新茶に渋味 ありにけり 峰月
３票 晄子 選
2011.05.12 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
春の潮 滾りて渦と なりにけり 峰月
２票 晄子 選
春の海 潮目変わりの 壇ノ浦 峰月
４票 晄子 選
囀りの 奥嵯峨の竹 渡りけり 峰月
２票 晄子 選
囀りを 天蓋として 露天風呂 峰月
２票 晄子 選
囀りの 山背景に 天龍寺 峰月
４票 晄子 選
囀りの 嘘と噂と 愚痴しかり 峰月 ２票
2011.04.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
梅東風や 干され羽ばたく白きシャツ 峰月
３票 晄子 選
夕東風の 点りゆく灯を 揺らせけり 峰月
３票
踏青の 重信川の 風新た 峰月
２票 晄子 選
踏青や 地が押し返す 靴新た 峰月
３票 晄子 選
2011.03.10 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
焼き立ての ハニーカステラ 春立ちぬ 峰月
晄子 選
先駆けて 丘のなぞへの 蕗の薹 峰月
４票 晄子 選
立春や 落款を置く 余白あり 峰月 ３票
みんなみの しるべとなりて ふきのたう 峰月１票
野仏の 慈眼の裡や ふきのたう 峰月 ３票
蕗の薹 野に足音の したりけり 峰月
３票 晄子 選
2011.02.10 やなぎ庵 ２月例会 互選 晄子 選
初夢や 当りし二億 師に半分 峰月
１票 晄子 特選
錆来たる 放置自転車 寒の雨 峰月
２票 晄子 選
灯りたる ま々の留守電 寒の雨 峰月
２票 晄子 選
累々と 鹿寄り合へり 寒の雨 峰月 ３票
小夜雨や 寄り合ひ岩に 冬の鹿 峰月 推敲
2011.01.13 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
冬の海 波止の灯時に 消せる波 峰月
２票 晄子 選
遺言を 書く財もなく 懐手 峰月
２票 晄子 選
砂に掘る 忘れし魂や 冬の海 峰月 ２票
凪といふ 重さありけり 冬の海 峰月
３票 晄子 選
外人と 逢ひてすぐ解く 懐手 峰月 １票
自転車の 錆音引きて 冬の海 峰月
３票 和葉 特選
土佐の海 世界見詰むる 懐手 峰月
４票 晄子 選
2010.12.09 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
十三夜 庭の幼に 膝の椅子 峰月 ２票
十三夜 渚にひかり 打ち寄する 峰月 １票
十三夜 投網に砕く 月の道 峰月
２票 哲 特選
藍甕の 藍の呟き 十三夜 峰月 ３票
つぶや
ここだけの 話し秘蔵の 濁り酒 峰月
４票 晄子 選
洩れ聞こゆ 内緒話や 濁り酒 峰月 ３票
2010.10.14 やなぎ庵 欠席投句 互選 晄子 選
馬追の 風ある時は 風に乗り 峰月
３票 晄子 選
馬追の 語尾明瞭に 草にをり 峰月
３票 晄子 選
馬追の 草の蒼さの 声に鳴く 峰月 ２票
放課後の ゐのこりにあふ 夜学生 峰月
晄子 選
2010.09. やなぎ庵 例会 欠席投句 互選 晄子 選
輪廻とは 化身でありぬ 緋のカンナ 峰月
悦子 特選
山小屋の コルに懸かりぬ 天の川 峰月
２票 晄子 選
煩悩を 増幅させぬ カンナの緋 峰月
晄子 選
娘の笑みは 十八のまま 天の川 峰月
３票 晄子 選
2010.08.12 やなぎ庵 例会 出席 互選 晄子 選
数奇屋より こちの庭まで 水打ちぬ 峰月
数奇屋より 露地への水の 打たれけり 添削句
１票 晄子 選
１票 晄子 選
古本の 朱線に沿いて 雲母虫 峰月
２票 晄子 選
かにかくに 祇園は暮れぬ 打水に 峰月
２票 晄子 選
打水に 祇園の茶屋の 暮れにけり 添削例
白日に 曝す古文書 紙魚の跡 峰月
３票 晄子 選
打水に 猫軽々と 恬として 峰月
節子 和子 特選
打水に 猫軽々と 逃げにけり 添削例 晄子
打水に 猫恬として 逃げざらむ 添削句
積むままに 父の形見や 紙魚走る 峰月
５票 最高点
2010.07.08 やなぎ庵 例会欠席投句 互選晄子 選
口笛の 通る夕べや 栗の花 峰月
２票 晄子 選
栗の花 明るき山の 昼のバス 峰月
３票 晄子 選
里山の 風の豊に 栗の花 峰月
３票 晄子 選
雨上る 女人高野や 栗の花 峰月
３票 晄子 選
黄昏を どつと匂へる 栗の花 峰月
２票 晄子 選
寝苦しき 夜を匂ひけり 栗の花 峰月
３票 晄子 特選
2010.06.10 やなぎ庵例会欠席投句 互選 晄子 選
卯の花の 咲かば歌詞あり 口遊む 峰月 ２票
卯の花を 郵便配達 溢しけり 峰月
２票 晄子 選
馬糞掃く 舎人もすなり 懸け葵 峰月 ２票
賀茂祭 よぎる大路や 手信号 峰月 ２票
懸け葵 萎るる憂ひ 碧天下 峰月 １票
2010.05.13 やなぎ庵 例会欠席投句 互選晄子 選
ふらここに 昔のわたし 座りゐる 峰月
３票 晄子 選
ぶらんこの 背に母の手の 大きかり 峰月 ２票
京をみな 京訛りなる 日永かな 峰月
３票 晄子 選
ふらここや 花占ひの 好き嫌ひ 峰月
２票 晄子 選
ふらここに 少女の恋の 揺れどほし 峰月
４票 晄子 選
永き日や 絵馬裏返し 読みゐたり 峰月 ２票
2010.04.08 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
石山の 鐘を聞きつつ 蜆汁 峰月
晄子 選
やはらかな 雨の中なる 蜆舟 峰月
晄子 選
泥吐かす 蜆の笑ふ 夜の厨 峰月
３票 みち 特選
蜆買ふ 錆包丁の ありどころ 峰月
３票 晄子 選
宍道湖の 茜を戻る 蜆舟 峰月
２票 晄子 選
宍道湖の 影絵となりぬ 蜆舟 峰月
３票 晄子 選
蜆舟 揺らす外輪遊覧船 峰月
２票 和子 特選
2010.03.11 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
白梅の 一枝二輪を 床に剪り 峰月 １票
クレパスの 二十四色や 春の水 峰月
３票 晄子 選
老梅も 瑞枝は常に 未完なり 峰月 ２票
手の平に 浮かせる豆腐 春の水 峰月 ６票
最高点
最高点
春の水 水車は揚げて 落としけり 峰月 １票
2010.02.11 やなぎ庵 例会 出席 互選 晄子 選
寒林の 途絶えて遠野ものがたり 峰月
晄子 選
左義長の 炎千切れり 松の影 峰月 ２票
左義長の 炎の書紙の 荒ぶれり 峰月
６票 最高点 晄子 準特選
2010.01.07 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
マスクして 福耳二つ 繋ぎけり 峰月
１票 晄子特選
過ぎてより マスクのをみな 振り返る 峰月
２票 晄子 選
マスクして 眼鏡と二重に 耳の枷 峰月
１票 晄子 選
マスクして 幾倍も目の ものを言ふ 峰月
２票 晄子 選
2009.12.10 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
拾ふべく 屈めり背に 散る木の葉 峰月
４票 晄子 選
冬めくや 三井晩鐘の 音さへも 峰月
２票 晄子 選
慟哭の 背に見え隠れ 木の葉散る 峰月 ２票
掃き寄せし 木の葉散らせり 昨夜の風 峰月 １票
2009.11.17 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
秋日射す 家並みの低き 海鼠壁 峰月
６票 晄子 選
秋闌くや 屋根の鏝絵に 影生るる 峰月 ３票
秋寂びの うだつに溜まる 日影かな 峰月 ５票
秋澄めり 家紋定かに 鏝絵懸魚 峰月
４票 晄子 哲 特選
2009.10.11~12. やなぎ庵 松山 内子 吟行
爽やかや 頤受けし 弥勒かな 峰月
2票 節子 特選
爽やかに 黒木鳥居や 雨上る 峰月 1票
人去れば 聞く人無くに ちちろ虫 峰月 2票
蟋蟀を 止ませて夜の 水遣りぬ 峰月
2票 晄子 選
つつましく 鳴くこほろぎや 終の家 峰月
6票 本日最高点 晄子 選 みち 特選
こほろぎの 残りし生を 鳴き綴る 峰月 2票
2009.09.10 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
踊り手に 涙の跡や 風の盆 峰月 1票
輪の上の 空の広さや 盆踊 峰月
1票 晄子 選
たおやかに 山鹿燈籠 踊りかな 峰月
2票 晄子 選
星飛ぶや 富士のなぞえに 仰ぎ見て 峰月
3票 晄子 選
2009.08.13 やなぎ庵 例会 出席 互選 晄子 選
馴染とて 貰ふ舞妓の 団扇かな 峰月
２票 晄子 選
吾が拙句 墨書きにせり 白団扇 峰月
２票 晄子 選
状差しに 屋号太太 古団扇 峰月 ３票
ちちははは 石に在ませり 朝凉し 峰月 ２票
2009.07.09 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子選
円窓の 日影は円く 明易し 峰月
２票 晄子 選 和子 特選
蝸牛 角出し易き 妻のゐて 峰月
４票 晄子 選 哲 特選
ひと文字の 推敲重ね 明易し 峰月
３票 晄子 選
短夜の 朝刊を待つ 耳聡く 峰月
１票 晄子 選
2009.06.11 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
温もりの 重さ手に受け 柏餅 峰月 １票
柏餅 青さ残して 蒸し上り 峰月
１票 晄子 選
水平線 隠し卯の花腐しかな 峰月
１票 晄子 選
2009.05.14 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
直指庵 揺る々に任せ 竹の秋 峰月
晄子 選
晄子 選
会釈して 擦れ違ふ傘 暮の春 峰月
１票 晄子 選
辰巳社の 灯点し頃や 暮の春 峰月
１票 晄子 選
恋すまじ 百夜通ひの 竹の秋 峰月 ２票
竹秋や 百夜参りの 磴険し 峰月晄子 選
昼月を 抱き上げたる 竹の秋 峰月
３票 和子 特選
昼月を 掲げ上げたる 今年竹 峰月
晄子 選
嵯峨に降る 雨に色ある 竹の秋 峰月
３票 晄子 準特選
2009.04.02 やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
陽炎の 比良背景に エリひとつ 峰月
１票 晄子 選
息をする 比良とも見まく 陽炎へり 峰月 ２票
黄の野辺の 路面鏡に かぎろへり 峰月 １票
陽炎や 父の背中に 追ひつかず 峰月４票
節子 特選 晄子選
２００9.０３.０１２ やなぎ庵 例会 欠席 互選 晄子 選
猫柳 切りし三寸 挿す器 峰月 １票
十石舟 杭に舫うや 猫柳 峰月 １票
新聞紙 円錐形に 猫柳 峰月 １票
冴返る 通過列車の 風尖る 峰月
６票 晄子 選
冴返る 鐘は寺町 城の西 峰月
3票 晄子 選
冴返る 竹の影揺る 直指庵 峰月
３票 晄子 選
２００９ ０２ １２ やなぎ庵 例会 出席 互選 晄子 選
誕生日 大安と知る 初暦 峰月
晄子 選
初暦 表紙めでたく 始まりぬ 峰月
１票 晄子 選
踏みしめる 厚さ覚えぬ 冬の草 峰月 ２票
立ち上がる 力ありけり 冬の草 峰月 ２票
平成二十一年一月例会 互選 晄子選
冬ざれの 山は国境 大風車 峰月 ２票
冬ざれや 破風に水の字 風の文字 峰月
１票 晄子 選
冬ざれや 野道の轍 曲がり行く 峰月
２票 晄子 選
冬ざれや 野仏に積む 裸銭 峰月
３票 晄子 特選
平成二十年十二月例会 互選 晄子選
時雨るるや 引く母の手の 温みかな 峰月
４票 晄子 選
金閣の 光りを燻す 時雨かな 峰月 ３票
坪庭に 篠竹有りて 知る時雨 峰月 ３票
先斗町 上下に交わす 時雨傘 峰月
３票 晄子 選
時雨るるや 北山近き 橋灯る 峰月
２票 晄子 選
時雨忌の 伊賀も近江も 時雨せむ 峰月 1票
松の根の 乾びしままに 初時雨 峰月 １票
軒を打つ 音の暫しや 小夜時雨 峰月 １票
平成二十年十一月例会 互選 晄子 選
いつの間にか 手の触るるかな 十三夜 峰月
晄子 選
墜つる時 身を固くして 木の実雨 峰月晄子 選
一力の 壁の赤きかな 十三夜 峰月晄子 選
寄席跳ねて 付き来る路地の 十三夜 峰月
晄子 特選
晄子 特選
瀬に落とす きらきらきらと 十三夜 峰月
先斗町 細き夜空に 後の月 峰月
上七軒 曲がりし路地に 十三夜 峰月晄子 選
二十年 十月例会 互選 各 ３票
鉢植えも 野の草であり 実を結ぶ 峰月互選２票
芋の露 形変えつつ 流れけり 峰月晄子 選
野の草の 花に屈めば 剪り難し 峰月互選 ３票
露に磨る 墨色淡き 恋の文字 峰月晄子 選
秋草に 屈みて親し 名は知らず 峰月晄子 選
秋草を 活けて野中に 親しけれ 峰月
二十年 九月例会 互選 各1 票 ぷらす。
待ち合はす 木に来て鳴けり 法師蝉 峰月晄子 選
墓の無き 故郷遠し つくつくし 峰月
糸電話に 声つなぎをり 法師蝉 峰月晄子 選
二十年 八月例会 互選 １票
晩夏光 櫂は湖面を 砕きけり 峰月
七月例会 互選 ３票 晄子 選
水切りの 石沈みゆく 晩夏かな 峰月
見慣れたる 複製の絵や 晩夏光 峰月
石蹴りの 輪の消えゆけり 晩夏光 峰月
七月例会 互選 ２票 晄子 選
大利根の 中洲の青波 青嵐 峰月
六月例会 互選 １票
青楓 揺るるを活けり 砥部白磁 峰月
二十年 六月例会 互選 ３票 晄子 選
青蛙 中空に跳ぶ 気配あり 峰月
須弥山の 彼方から来て 風薫る 峰月
幼きの 吹く草笛の 幼さに 峰月
五月例会 互選 ３票 晄子 選
竹落葉 世間螺旋に 見て果てり 峰月
ほろほろと 夏来にけらし 里の径 峰月
ほろほろと 夏来たるらし 里曲かな 峰月 晄子添削
日の斑の 揺らぎて淡く 苔青し 峰月
五月例会 互選 ２票
雨ならば 雨もまたよし 花の散る 峰月
二十年 四月例会 互選 ２票
古備前に 合ふ高さあり 黄水仙 峰月
三月例会 互選 ２票
春霖に もの美しく 濡れにけり 峰月
三月例会 互選 ２票 晄子 選
春霖や 水面静けき ままにあり 峰月
二十年 三月例会 互選 ３票 晄子 選
天と地の 仕切り極まる 野を焼きぬ 峰月
里坊の 残雪囲む 穴太積 峰月
二月例会 互選 １票
離れ火の 相寄る利根の 野焼きかな 峰月晄子選
村役の 配置に即ける 野焼きかな 峰月晄子選
笹子鳴く 藪の羅漢の 辺りかな 峰月晄子選
二月例会 互選 ２票
北を指す しるべとなれる 残り雪 峰月晄子選
二月例会 互選 ３票
冬ぬくし 銀波に魚の 跳ぬるかな 峰月
渋柿 二月号 句会便り 晄子選
砂時計 刻一筋に 去年今年 峰月 晄子選
厳冬の 水をいとはず 水の鳥 峰月
一月例会 互選 １票
霜の田の 山の容に 溶けにけり 峰月
溜りたる 雨戸の初日 どつと入る 峰月晄子選
一月例会 互選 ３票
終りなき 唄繰り返へす 手毬唄 峰月
愚痴も 煮る一人の鍋や 年詰る 峰月
やなぎ句会 平成 二十年 一月例会 互選２票
白足袋の 畳を打ちて 舞ひ始む 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 ４票
やなぎ句会 十二月例会 晄子 特選
凍雲に 余白多かり 駒ケ岳 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 ３票
呉服屋の 一日果てり 足袋脱ぎて 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 ２票
女足袋 足首白き 逢瀬かな 峰月
凍雲や 比良の影無き 志賀の里 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 １票
秋遍路 一人に重き 雲の色 峰月
十九年 やなぎ句会 十月 晄子 選
黙祷や 秋暑の雲の 動かざり 峰月
居酒屋の 暗さに慣れて 秋扇 峰月
枝豆の 転げて隣る 酒の人 峰月
やなぎ句会 九月例会 互選 １票
枝豆の 放物線に 跳びにけり 峰月
やなぎ句会 九月例会 互選 ３票
やなぎ句会 九月例会 晄子 選
独り碁の ぱちりぱちりと 秋扇 峰月
やなぎ句会 九月例会 互選 ２票
やなぎ句会 九月例会 晄子 選
秋扇 もの思うとき 止まりけり 峰月
やなぎ句会 九月例会 互選 ２票
やなぎ句会 九月例会 晄子 選
宵淋し 閉じて開きて 秋扇 峰月
やなぎ句会 九月例会 互選 ２票
やなぎ句会 九月例会 晄子 選
燠の字と なりぬ闇濃き 大文字 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 ３票
流れ橋 犬渡り来る 残暑かな 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 １票
秋暑し 音の渦巻く 甲子園 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 ３票
やなぎ句会 八月例会 晄子 選
黙祷の 雲動かざる 残暑かな 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 ４票
やなぎ句会 八月例会 晄子 選
燃え盛る 火を遠巻きに 大文字 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 ２票
横顔の 借景として 大文字 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 １票
風見鶏 海見しままや 秋暑し 峰月
やなぎ句会 八月例会 互選 ３票
青柿の 落ちなば車禍に あはざりき 峰月
やなぎ句会 七月例会 晄子 選
細波を ひかりに見せて 植田風 峰月
やなぎ句会 七月例会 互選 ２票
闇隣る 木陰場末の 夜店かな 峰月
やなぎ句会 七月例会 互選 １票
明け易し 早や老農夫 畑にあり 峰月
やなぎ句会 六月 晄子 選
麦秋を 見しかマルコポーロの目 峰月
やなぎ句会 五月例会 互選 １票
麦秋の ジパングと言ふ 国ありて 峰月
やなぎ句会 五月例会 互選 １票
麦秋を 車窓左右に分けて見し 峰月
やなぎ句会 五月例会 互選 １票
麦秋を 二つに分けて 筑後川 峰月
やなぎ句会 平成十九年 五月例会 晄子 選
やなぎ句会 平成十九年 五月例会 互選 ２票
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秋の雨 散り敷く色の 岩の上 峰月
やなぎ句会 平成十八年 十月例会 互選 １票
残菊を 括りて杖を 与へけり 峰月
やなぎ句会 十月例会 互選 ３票
たたなはる 山の向こふの 紅葉山 峰月
やなぎ句会 十月例会 晄子 選
やなぎ句会 十月例会 互選 ３票
百色の くれよん欲しや 紅葉山 峰月
やなぎ句会 十月例会 晄子 選
やなぎ句会 十月例会 互選 ２票
神前に 四角くなりし 七五三 峰月
神前に 畏まりたる 七五三 峰月
やなぎ句会 十月例会 晄子 選
やなぎ句会 十月例会 互選 ３票
下京の ここまで濡らす 時雨かな 峰月
やなぎ句会 十一月例会 晄子 選
やなぎ句会 十一月例会 互選 １票
水亭の 辺りもとほる 初紅葉 峰月
やなぎ句会 十一月例会 晄子 選
下京や ところどころの 初紅葉 峰月
やなぎ句会 十一月例会 互選 １票
末紅葉 木洩れる日影 虚子の塔 峰月
やなぎ句会 十一月例会 互選 １票
日に透かす 空の青さや 末紅葉 峰月
やなぎ句会 十一月例会 晄子 選
やなぎ句会 十一月例会 互選 １票
黒谷の 時雨に濡るる 石畳 峰月
やなぎ句会 十一月例会 晄子 選
極月や 折鶴ひとつ 鋭角に 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 1票
村境 稲架襖より 分かれけり 峰月
やなぎ句会 平成十八年 十二月例会 晄子 選
やなぎ句会 十二月例会 互選 1票
梅園の 今は冬日を 集めけり 峰月
やなぎ句会 十二月例会 互選 2票
風花が 話の腰を 折りにけり 峰月
やなぎ句会 平成十九年 一月例会 互選 １票
やなぎ句会 一月例会 晄子 選
風花や 暫く路上 吹かれをり 峰月
やなぎ句会 一月例会 互選 １票
風花や 碁盤の不利に 孫の来て 峰月
やなぎ句会 一月例会 互選 １票
名の山の 囲む上州 雪催ひ 峰月
やなぎ句会 一月例会 互選 ２票
やなぎ句会 一月例会 晄子 選
待ち合す 外湯巡りや 風花す 峰月
やなぎ句会 一月例会 互選 ３票
やなぎ句会 一月例会 晄子 選
煙草吸ふ 農夫野焼きの 火を貰ふ 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 ３票
やなぎ句会 二月例会 晄子 選
野を焼きて 匂ひ着たまま 爺帰る 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 ３票
やなぎ句会 二月例会 晄子 選
野を焼きし 煙り湖面を 渡りけり 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 ２票
やなぎ句会 二月例会 晄子 選
湖北なる 空を引き寄せ 野を焼きぬ 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 ２票
啓蟄や 住処にしたる 穴太積 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 ２票
やなぎ句会 二月例会 晄子 選
啓蟄の 墨工房や 黒き虫 峰月
やなぎ句会 二月例会 互選 １票
をちこちに 野焼きの川辺で ありにけり 峰月
やなぎ句会 二月例会 晄子 選
母の居し 刻に戻りぬ 木の芽和 峰月
やなぎ句会 三月例会 互選 2票
手の甲に 一箸取りて 木の芽和 峰月
やなぎ句会 三月例会 互選 3票
やなぎ句会 三月例会 晄子 選
春光や 歩幅は妻に 合せをり 峰月
やなぎ句会 三月例会 互選 ２票
やなぎ句会 三月例会 晄子 選
銘々の 器の藍や 木の芽和 峰月
やなぎ句会 三月例会 互選 ３票
強東風や 角打ち合える 受験絵馬 峰月
やなぎ句会 平成十九年 三月例会 互選 ７票
やなぎ句会 三月例会 晄子 選
格子戸の 都をどりのビラ 濡るる 峰月
やなぎ句会 四月例会 互選 １票
春愁や 賀茂の瀬音に 灯の落ちて 峰月
やなぎ句会 四月例会 互選 ２票
やなぎ句会 四月例会 晄子 選
春愁の 雑踏に居て一人かな 峰月
やなぎ句会 四月例会 互選 ３票
やなぎ句会 四月例会 晄子 選
春愁や 雨の音聞く 妻の留守 峰月
やなぎ句会 平成十九年 四月例会 互選 ２票
やなぎ句会 四月例会 晄子 選
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