北村峰月の俳句会

夏の俳句の風景

夏の部

俳句のある風景を切り取りました。

メールお待ちいたしております。

聖和の直さんへ戻れます。


宇治花火大会

亡き娘にも 水面に見せる 大花火    峰月

娘は天国から   私は空を仰いで  一緒に  見ている  と 思っています。

大花火 真ん丸に咲き 二人見る     峰月



ザ 俳句 十万人歳時記 に掲載

青蘆の 釣りの座 孝の在しけり      峰月
ちち  おは


川中州 青葦伸びし 高さかな    峰月















鵜飼舟 向ふの舟の 仲居佳し         峰月



鵜使ひの 水平線を 破らせり         峰月



鵜篝の 火照りを貰ひ 鵜飼果て        峰月



鵜飼舟 総がかりてふ フィナーレ       峰月



鵜篝の 火の粉は舟に 追ひつかず     峰月



鵜飼宿 軒の灯消して 鵜飼かな       峰月



篝火を お城に向けて 鵜飼舟         峰月



娘の創る 滝でありけり 岩であり       峰月



中央道の 川島サービスエリアの 公園に 渓谷があります。
 これらのすべての岩は全部 人工岩 なのです。叩くと鉄筋
の音がします。私の自慢の娘が携わっています。



みどりごの 白き柔肌 大手鞠         峰月



大手鞠 白に至らむ 浅みどり         峰月



向日葵の おびただしきに 林立す      峰月



向日葵や 禁煙破り 空を見る         峰月



滾つ瀬を 白く流して 河鹿宿          峰月



河鹿笛 瀬音と競ふ 事もなく          峰月



軒に来て 手つかみになる 蛍かな      峰月



もてなしに 軒の灯を消す 蛍宿      峰月







大花火 賛助店名 聞こえずに      峰月



歯科に見る 七夕飾り 口開けて      峰月



古りたる 雁木に咲ける 笹飾り      峰月






丹波 琴滝




還暦に 二歳と成れり 夏越かな        峰月


湯島神社
茅の輪の 順序違へて やり直す     峰月



合歓の花 高田の城の 濠崩づる     峰月



合歓の花 脳動脈瘤 発見す  峰月







藤森神社 駆け馬行事 曲乗り
木洩れ日を 蹴散らせてゐる 夏祭り   峰月



野地蔵に 捧げる為に 草冠        峰月


四葉のクローバー   じつは春季なのです。

善き事の 知らせ四葉の クローバー     峰月



緑陰を 歩き継ぎたる 私用かな      峰



二日市温泉
もてなしは 青き風なる 夏座敷      峰月




芍薬と 撮りたる妻の 立ち姿        峰月



膾にも 白さありけり 月下美人     峰月



月下美人 三日続きに 咲きにけり     峰月
京都新聞 佳作 掲載句


土用干し 実の裏は表に 返しけり     峰月



福梅と なれる北野の 梅を干す      峰月






京都 美山町 かやぶきの里
杉の秀を 背景にして 夏の里       峰月



少女まま 乳房と判る 川遊び       峰月

掴まえし 鮎の匂いに 少年の日      峰月



乳房持つ 子もゐたりけり 川遊び     峰月

比例する 高さと深さ 川遊び        峰月



句会果て 一息に飲む 生ビール     峰月



殊更に 明るく灯し ビヤガーディン    峰月



青柿の 渋さの形に なりてをり      峰月



唖蝉の 黙して浴びぬ 蝉時雨       峰月



蝉時雨 中に鳴きたる 蝉ひとつ      峰月







愛宕嶺の 二乗に高し 雲の峰       峰月






宝達山 一等三角点




落つるより 行方なき水 半夏生      峰月
京鹿子 豊田 都峰 選 特選

半夏生
古墳群 山頂にゐて 半夏生        峰月



用水を 曲水として 水の秋         峰月


金沢城下 長町武家屋敷



暮れ落ちて 黒き固まり 梅雨の山    峰月


雨の兼六園




盛り塩の 軒に雨傘 梅雨半ば       峰月
読売新聞投句中

金沢 東茶屋町
梅雨晴れの 東茶屋町 塗り瓦       峰月
京都新聞投句中




金沢 東茶屋町 観音坂
小暗さも 観音坂の 木下闇         峰月



摘み立ての 温もりゴーヤに 貰いけり  峰月


ゴーヤの青簾
木洩れ日を 欲しゴーヤの 青簾      峰月

流行の ゴーヤ簾に 昼灯す        峰月



祇園会や 妻も元気で 留守が良し    峰月



辻辻に 駒形提灯 粽売る          峰月



祇園会や 室町の屋根に 鉾の影     峰月



妻でなき 人の肩越し 鉾を見る      峰月







駒形に 灯の入りてより 早囃子      峰月



梅花藻の 髪梳くやふに 流れけり     峰月



梅花藻や 亡き娘の髪を 梳くやふに   峰月



満開と 云うべき 烏瓜の花         峰月



創造の 神の意あるや 烏瓜        峰月







いたれりつくせりに 胡瓜伸びにけり    峰月







馴染みとて 貰ふ舞妓の 団扇かな    峰月



項垂れる 花で無きなり トランペット   峰月



吹き終えて トランペットの 萎れけり   峰月



まず匂ひ 古茶を汲みたる 飲み比べ    峰月


八女 大茶園
嫋やかに ふたりの朝や 新茶汲む    峰月



花毎に 濡れて卯の花腐しかな       峰月



まだ降りてをりし 卯の花腐しかな     峰月



柿の花 何時しか果てり 子の婚期    峰月



柿若葉 尊き色に 広ごりぬ         峰月

明日撮らむ 柿の花どち 明日咲かむ   峰月






遠州灘 相良浜   よく見たら犬でなく子供でした が・・・・
愛犬を 二人の中に 子供の日       峰月



水平線 隠し 卯の花腐しかな       峰月
オーシャンビューなのです。

静岡ゴルフ場 浜岡コースホテル 右側 三つ二つ目の窓の部屋泊まり。
スィートルームとかで サービスで 泊まりました。



山吹の 黄色尽くして 罠を置く       峰月



山吹の 盛りなりけり 明日は明日     峰月



独白の 後のしじまや 桐の花       峰月



むらさきに 軽く羽ばたく 桐の花      峰月



下京に 三軒並べて 鯉のぼり       峰月



鯉のぼり 川の流れに 沿ひにけり    峰月

鯉のぼり 尾のみ吹かれり 団地かな   峰月



藤咲けり 日に集まりぬ 虫の昼      峰月



藤の雨 田に入る途中 竹田村       峰月



新緑を 窓に切り取り 雪舟寺        峰月

円窓の 日影は円し 明易し         峰月


東福寺 塔頭 雪舟寺

円窓に 切り取らたる 晩夏かな      峰月

円窓に 切り取る庭や 晩夏光       峰月



青楓 いろとりどりを 重ねけり       峰月


東福寺
時止めて 楓の花かと 仰ぎけり       峰月






伊万里 古窯

緑陰の 更なる闇や 登り窯         峰月







梅雨名残り 古窯巡りし 伊万里郷    峰月



指を指す 彼方五月の 壱岐の島     峰月
かなた                         


呼子港

誕生を 祝う幟や 風光る          峰月



玉解きて 芭蕉羽ばたく かの世かな   峰月



花芭蕉 芭蕉に媚びし 翁堂        峰月






オナモミ
をなもみの 縋らんとして 道の辺に    峰月
すが                      


寒霞渓

紅葉を 尋ねて来しが 寒霞渓       峰月



明け易や 木花之開耶姫の舞ふ      峰月


西都原遺跡

明け易し もうひと舞の 天女かな     峰月






 呼子 七ツ釜

初燕 一閃に違ふ 燕見む          峰月







アンニョンと 眼鏡笑顔に 現れり    直三郎






岩木山

おーい雲 お岩木山の 夏の雲     峰月



川床の 涼しさ見せる 客であり      峰月


鴨川 川床
燈の続く 四条三條 床凉し         峰月



西日果つ 砂に足跡 影引けり       峰月


丹後 夕日が浜

夕焼けが 持て成しの宿 波静か     峰月






玄武洞

根の国の 柱状節理 夏の洞        峰月



写メールに 気持ちを込めて 薔薇贈る  峰月

 

愛すれば 写真メールに 紅ひ薔薇    峰月



新緑を 指指し数ふ 九十九島       峰月


長崎 九十九島

海に映ゆ 色も緑に 九十九島       峰月



途中ですが 聖和の直さんにワープ



これならば 泳ぐつもりに 雲の上     峰月






全日空ホテル

祝福の 神父のせびら 作り滝       峰月



緑陰の 参道風の 通り道          峰月


東福寺
万緑や 通天橋に 渡る風          峰月



夏料理 耳に貴船を 奢りけり        峰月


貴船川   撮影 あゆみ

思ひ川 床に涼音を 敷きにけり      峰月

思ひ川とは 貴船川の事なのです。



夏落葉 流砂の庭の 音符たり       峰月


撮影 あゆみ

石庭に 秋風白く 吹き渡り         峰月

竹落葉 流砂の庭の 休止符に      峰月



志賀里の 虹の弧の中 空青き       峰月


滋賀県 守山市

虹立ちて もろびと同じ 昭和見る     峰月



曲水に 沿いて流るる 雅楽かな    直三郎


城南宮 曲水の宴

若葉闇 雅楽も遊ぶ 城南宮       峰月



夏燕 一閃にして 通天橋          峰月


東福寺 通天橋

新樹闇 更なる闇の 通天橋        峰月







中央の島が 中島 です。

吾が庵は 都のみんなみ 風光る     峰月

古地図に 我が家離宮の 内にあり  直三郎
直三郎は 川柳なのです。



禁門を 出づる祭や 影に見む       峰月


丸太町堺町

早や萎る 葵 冠に 誇ろふや        峰月

御門出づ 挿頭す葵の 早や萎れ     峰月
かざ                       





クロード モネ の まね の 袋帯

白日傘 橋にいて妻 モネの絵に      峰月


草津 水生植物園




岩燕 一閃にして 夏の海          峰月



科白なき 東尋坊の 岩暑し         峰月






大鬼蓮
幼らに 乗せる約束 蓮の花        峰月



姉さんの 恋の成就を お百度に    直三郎



百日紅 こひももいろに 願掛けて     峰月



いづもやの 川床の灯の 一際に     峰月
               ひときわ


鴨川に 床の灯映す 宵であり       峰月



線香花火 火の玉妻に 盗られけり    峰月
豊田 都峰 選 特選


手花火の 音はパチパチ 地を這へり  峰月

フィナーレは 線香花火で ありにけり  峰月






百名瀑 福井 双龍の滝

滝簾 透かせて岩の 動かざる       峰月



風の棲む 余白の無けれ 蝉の声     峰月


油蝉
蝉の声 暫く止みて 嘆かれぬ       峰月



釣竿を 持ちて巡りし 蓮見舟        峰月



蓮葉剪る 象鼻杯とや 聞きてより     峰月

風の道 蓮の蕚に 近江富士        峰月
      うてな                           





丸太町堺町

行列を 待つ白日傘 黒日傘        峰月

行列を 見る日傘の 陰にをり        峰月






八坂神社

波のごと 絵馬かき鳴らす 青嵐      峰月






自宅一階 書斎

金魚にも 話し掛けてる 妻の留守    峰月



吹き寄せて 布袋葵の 咲きにれり    峰月


奈良県 橿原市 元薬師寺跡

まほろばの 遺跡は夏野 藤原京     峰月

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