北村峰月の俳句会

冬の俳句の風景

冬の部

hogetu@kyoto.zaq.ne.jpまでご意見をお待ちいたしております。

俳句のある風景を切り取りました。


聖和の直さんへ戻れます。




行きずりの 人の誉めたつ 袷かな    峰月


展示会場で 林 与一 氏 と
































冬ざれや 野仏に積む 裸銭        峰月



































初山河 白根五色に 雲迅し        峰月



山の湖の 日暮れは早し 二荒神      峰



山の端に 戴く朝日 初日の出       峰月






湯ノ湖畔 凍てぬ処に 浮き寝鳥      峰月







寒林を 縫ふて解ひて いろは坂      峰月














過不足の あるも水仙 日向花       峰月




















我が家の柚子です。  植え替え中です。























落葉神社







練馬 西大泉より
寒夕焼け 富士駒形に 見せにけり    峰月



千枚も 一枚に見せ 田毎雪        峰月



姥捨の 田毎の雪で ありにけり      峰月



山の向こうで発生した霧が溢れて山越えに落ちてきたものです。
年に一度あるかないかとのことです。



福眼に 信州上田の 逆さ霧        峰月



夢着物案内人



北村 峰月先生 来場



寒暁の 星消え残す 千曲川        峰月



凍て初むる 小流れ集め 千曲川     峰月



蒼天の 裸木飾る 鎌の月    峰月



裸木の あおむらさきに 朝の月      峰月



餅花の 大黒柱の 簪に    峰月


真田三代 天地人の脚色家の火野雅志さんと 呉服屋さん
献灯の 煤の神棚 餅の花   峰月
出句中
餅花の 柳のあおき 呉服商  峰月



冬木径 途絶えて 遠野ものがたり     峰




寒林の 尽きたる辺り 三角点       峰月



鈍き日を 鈍色の空 氷面鏡  峰月
にぶき         にびいろ         ひもかがみ            


凍て池に 飛礫の音の 小気味良き    峰月



朝戸出の 道辺に出遭う 雪蛍       峰月


信濃国分寺跡
信濃路の 北のなぞへの 雪の嵩     峰月



宮一で 村の大樹てふ 淑気かな     峰月


科野大社の 大欅
走り根の 脈々として 雪の中        峰月



焼き牡蠣の 炭の熱さと なりてをり    峰月



焼き牡蠣の 殻爆ぜる音 食いにけり   峰月



凍る身を 捨てて鯔待ち 櫓かな      峰月



冬ざれて 鯔待ち櫓の 人の形       峰月



雪凍てに 灯は希望てふ 列車来る    峰月



北上に 先頭列車の 雪堅し        峰月



欠航の 札に氷柱や 浄土ヶ浜       峰月



巌頭の 浄土ヶ浜の 雪景色        峰月



雪椿 津軽乙女の 名で咲けり       峰月



冬の木の 天より枯れる 登城道      峰月



裸木の 中に鳥語の 交差せり       峰月



待ち兼ねて 咲かせし花は 雪の花     峰




累々と 雪被りある 阿羅漢         峰月



線刻の 苔むす羅漢 雪被る        峰月



二の腕の 白さにほっちゃれ 漂ひて   峰月


陸中の 川は悲しき むくろ鮭        峰月


鮭骸 そのままにして 川流る       峰月

鮭果てり をみなの四肢の 白かりき   峰月



故里は ここか鮭居る 冬の川       峰月



故郷は この小流れか 鮭遡上       峰月







帰りしも 成れの姿か 吊るし鮭      峰月



凍て鳥の 脚の高さや 羽毛ふるへ    峰月



野辺地てふ 雪に降り行く 人ゐたり   峰月



大冬木 目隠しせしと いだきたり     峰月



宿木の 黒き蒼さや 冬木立        峰月



冬木道 セピア色した 昭和かな      峰月


鍋倉城跡
鈍色の 空に冬の日 遠野かな       峰月



黒きもの 川一条の 雪野原        峰月



雪積みて 新たなる朝 明にけり      峰月



地吹雪も 吹雪もありて 遠野過ぐ     峰月



幾度と 拭きて曇れる 雪景色       峰月



民話村 雪に纏わる 遠汽笛        峰月



しつらへの 如き氷柱や 民話村      峰月







常夜なる 室の明りや 冬の朝       峰月



ここが 鯨の 入り込んだ 高知湾


桂浜 浦戸大橋 と御畳瀬を 望む
あの浜に 竜馬指差す 冬の海       峰月



浮寝鳥 寄る辺となりぬ 離れの洲    峰月


高知 国分川
浮寝鳥 臆病といふ 生きる術       峰月



破れ蓮の 水面を雲に 返したる      峰月



破れ蓮の 棒となりたる 水面かな     峰月



木の葉に 落ちる実怖し 独りの山     峰月



朴落葉 意外と胆の 小さかり       峰月






蓬莱山山頂
冬麗や なだらかなれば なほさらに   峰月



池を抱く 枯野伝説 ありにけり       峰月



枯野道 昨日の吾の 背中追う       峰月



法の山 端を発して 芋水車  峰月



谿の水 集めて速し 芋水車        峰月



頂に 凍て雲の影 をきにけり        峰月
武奈ヶ岳

望武かな
詰襟の 学生服の 冬登山         峰月



雪渓の 形のままに 土石流        峰月


雲仙岳 平成新山

冬の雲 噴煙かとも 雲仙岳         峰月


雲仙岳を望む 諫早干拓大堰堤 
海に在る モーゼの道や 冬の海     峰月



大堰堤 モーゼのちから 冬の波      峰月
この 一文字が 諫早干拓大堰堤

愛野町 吾妻岳中野牧野 338.7m 四等三角点
芝枯るる 三角点は 地図の中       峰月



日の当る 苅田の刻の 違へけり      峰月


雲仙岳 北斜面 
名前無き 山の続きに 田も眠り      峰月



水仙の 腓の丈に 咲きにけり       峰月
こむら                                


水仙の 妻の腓の 丈に咲く        峰月



小気味良き 音生まれけり 霜柱     峰月



霜柱 選びて道の 端歩く    峰月







土凍てて 動かぬものに 土石流     峰月



殉教の 墓累々と 石蕗の絮        峰月

時貞の 篭城三月 石蕗の絮        峰月


天草 四郎 時貞 の墓と 二等三角点
石蕗の絮 枯れて殉教の 墓にかな   峰月






涙を呑んで引き返しました。
朝凍ての 道は雲仙岳を向く        峰月



雪雲の 去りて雪山 更に白し       峰月


兎の足跡かな
雪野原 小さきものの 足の跡       峰月
  京都新聞 豊田 都峰 選 佳作



白雲を 映して流るる 冬の水       峰月


白鳥の池と思えば 雪の道を行ったのですが  白雲写す 白雲池 でした。




朝寒し 噴煙もやに なづみけり      峰月


雲仙 地獄谷




餌を漁る 干拓にして 水の無く     直三郎


諫早湾 干拓地 の 鍋鶴
水鳥の 片足高き 寒さかな         峰月



立ち上がる 力ありける 冬の草      峰月



踏みしめる 厚さありける 冬の草     峰月



竹の道 濡らさぬほどの 時雨かな    峰月



冬紅葉 をんなひとりの 直指庵      峰月



山峡の 底にあだし野 冬紅葉       峰月



暮早し 蔦屋平野屋 もふ灯す     峰月



冬鴎 舞い立つものに 憩うもの      峰月



造船の 尾道水道 水澄みて        峰月







日向ぼこ 影長々し 千光寺         峰月







里にまだ 降り来ぬ雪や 伯耆富士    峰月



浮き寝とは 云えど水掻く 浮寝鳥     峰月



宍道湖の 夕日の中に 浮寝鳥      峰月



浮寝鳥 夕日の中に 居て知らず     峰月
  京鹿子 月例 特選


宍道湖 と 嫁が島
暁天を 指して水鳥 嫁が島         峰月



世界遺産 石見銀山 龍源寺間歩



銀山の 戻りは黙に 朽ち紅葉       峰月







銀山路 冬眠中の カレー屋さん      峰月



日本海 荒ぶる濤の 冬の浜        峰月



窓伝とふ 時雨に濤の 日本海       峰月



冬ざれや 舟は高みに 揚げしまま    峰月



冬ざるる 浜に高かり 漁り舟       峰月



降るるとも 摘まねば為らぬ 蜜柑かな  峰月



蜜柑熟る 摘まねば為らぬ 愛媛蜜柑  峰月



屑蜜柑 踏まされて行く 櫁柑山      峰月



近道は 満載の蜜柑モノレール      峰月







二王座や 時雨止みたる 石畳      峰月







冬天に 古塔立たせし 龍原寺      峰月



磨崖仏 冬の滴る 音すなる        峰月



朝寒し 臼杵石仏 拝ろがみて       峰月



水鳥の 己が水輪に 佇みて        峰月



水鳥の 己が姿を 水鏡           峰月







花の芽と 葉の芽別々 蓄電中      峰月







帰る日の 佐伯神楽や 後ろ髪       峰月







円筒の ポストと共に 冬衣かな      峰月



隣室に 移りても見え 冬満月       峰月

天元に 白打つ如し 冬満月        峰月



寝る前に もう一度見る 冬満月      峰月



冬の月 川面に移し 傾ぶけり       峰月



冬満月 朝城山に 落ちにけり       峰月



水の輪の ハートの中に 夫婦鴨     峰月



水鳥の 二羽居て未だ お友達       峰月







浮かぶ雲の 上行く鴨の 偶数に     峰月







竹の秀の 頂き渡る 時雨かな       峰月






奥嵯峨 曼荼羅山 京都五山 鳥居
冬ざれや 鳥居かたどる 炉の幾つ    峰月






今年の 京セラ イルミネーション



我が家の 冬の イルミネーション
十一月 三十日 より
今宵より 聖樹灯れる 我が家かな    峰月







露の玉 連ね太陽 ひとつづつ       峰月



綿虫の 袖に止まりて 腕重し        峰月



撮る為に 借る妻の袖 雪蛍        峰月







冬ざれの 借景にして 八面山       峰月







寒暁の まず天守より 明けにけり     峰月







寒鴉 止まる高さに 秩序あり        峰月






中津城下と山国川
朝焼けを 水に映して 浮き寝鳥       峰月







暮早し 雲輝よへり 豊後の辺       峰月



見えませんか


北斗七星 カシオペア 白鳥座 が 心の綺麗な方には見えます。
知る星座 次々とある 冬の旅       峰月






福沢 諭吉 生家
一万円札を 印刷して 呉れませんか







朝の日に 触るるも揺れず 枯芒      峰月





義仲寺
実万両 供花としてや 翁の墓       峰月







木洩れ日に 光りを得たる 石蕗の花  峰月
                 つわ


長柄杓 寒の重さを 伝えけり        峰月


清水 音羽の滝
寒の水 条に落として 滝と成す      峰月



坂果てて 七味を求む 寒さかな      峰月


二寧坂

二寧坂 登るも行くも 夢二の忌      峰月
秋の句





妙心寺

残雪や それぞれ違ふ ことおもふ     峰月


行きずりの 人の写りて クリスマス    峰月

     
東京デズニーランド 撮影 あゆみ

 

夢売りし 灯りさまざま クリスマス    峰月






遠敷郡 瓜破の滝

冬さりの 若狭路逸れて 滝祀る      峰月






三方五湖 レインボーライン

行きずりの 人の写せし 冬の湖      峰月






北国街道 木の本

はや暮れき 北国街道 時雨傘       峰月






嵐山

夜紅葉や ここが見どころ 混む所     峰月



出番待つ 山車鎮守て 秋ともし      峰月


唐津おくんち会館

お宮日や 町名主いむ 町に住み     峰月
くんち                                              



釣りの座や 枯葦へだて 亡父の声     峰月
             ちち


滋賀 琵琶湖 西の湖 撮影 あゆみ

冬ざれて 湖面も凪に 眠りをり       峰月






2008.11.30



伏見区 新堀川津知橋角  京セラ前

綺羅星を 掲げて立てる 聖夜劇      峰月

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